2012年4月25日水曜日

みんな、そう

たったひとりで生まれてきたわけではないこと。



言葉足らずで大事な何かを遠ざけてしまったこと。



傷つけることでしかとれない人と人との間合い。



袋小路の気持ちの時、自分だけの自分を救う呪文がある。






「みんな、そうなんだ。」




「にんげん」の種類は違えど営みや感じ想うことは普遍的なものはきっと同じだから。





幾多の手のかかわりの中で生きていること。



届かずとも届くまで思うことをやめないこと。



伝える、ということをあきらめない。





「みんな、そう」




あなたの耳元へ送ります。

2012年4月20日金曜日




最近頭の中でこの曲が流れている。

いわゆる「オズの魔法使い」のサイドストーリーであるブロードウェイミュージカル

Wicked(ウィケッド)のナンバー。

二人の魔女の友情と数奇な運命の物語です。

この作品の根底にあるテーマについてはこちらのブログ記事が

結構核心をついている気がします。

http://www.misoppa.com/ny55wick.html

どちらの魔女に感情移入できるかでその人の立ち位置というか意識的なものが見えると思う。

I'm through accepting limits
'Cuz someone says they're so
Some things I cannot change
But till I try, I'll never know!
Too long I've been afraid of
Losing love I guess I've lost
Well, if that's love
It comes at much too high a cost!
I'd sooner buy
Defying gravity
Kiss me goodbye
I'm defying gravity
And you can't pull me down


もう嫌なの 誰かが勝手に決めた
限界に縛られるのは
変えられないものもあるけど
やってみなきゃわからない!
ずっと愛を失うのが
怖くてしかたなかった
でももし愛を失ったのなら
もっと他に与えられるものがあるはず
すぐできるようになるわ
重力を操るの
さよならのキスをして
重力を操るの
もう誰も私を地に降ろせない




出自ゆえに虐げられてきたエルファバはそれでも屈折をバネに

自由と可能性を求めて飛び立つのだけれども

あらぬ方向へと運命は転がって行きます。

強いけど救われない予感を感じさせるこの歌詞の通りに。






エルファバとグリンダの最後の邂逅の歌。

違う世界に生まれ育ってきた二人が

出会った意味を互いに見出すように歌います。


I've heard it said
That people come into our lives for a reason
Bringing something we must learn
And we are led
To those who help us most to grow
If we let them
And we help them in return
Well, I don't know if I believe that's true
But I know I'm who I am today
Because I knew you:



聞いたことがあるの
人が出会うのには理由があるって
学ぶべきことを教えてくれる人に
私たちは
一緒に成長すべき人の元へ導かれ
その人に助けられて
またお返しに助けてあげることができれば
それが真実かどうかはわからないけど
でも今日の私がこうしているのは
あなたに出会うことができたから



それぞれのドラマもだけども、長続き出来ない縁であれ

��個人的に友人にしろ何にしろ縁が続きにくい自分にとっても)

この時代のこの瞬間だから出会えた奇跡というのは確かにあって、

それはやはり、かけがえのない時間であるという事。

最後に

「誰かがもっといい結末があったと言うかもしれないけど
私はあなたに出会えたから最後に変わることができた」


そう言える出会いこそが「必然」なのだなと思いました。

2012年4月16日月曜日

供給者

何かを享受というより供給してゆく方向になりがちかもしれない。


小春日和に似た穏やかさで


絶望が


善人の顔で寄り添っているのを知っている。


そうして満たされる事を知らぬまま


毎日は過ぎてゆく。




自分が生み出さない数少ないもの「音楽」


それすらすべてを救ってくれるわけじゃないけれど


ほんの少しだけ


一瞬何かを軽くしてくれる。





私に触れてくれる音の作り手たちに感謝を。

2012年4月5日木曜日

たぶんこれは個人的感覚

今月号届きました(・∀・)

なんとなくですが、自分が老いた時(その時まで生きているかはわかりませんが)

どんな想いと向き合っているのだろうなということが頭をよぎりました。

人生の先達の方々には敬意を表しつつ

この、厚みのような空気感はどっかで壊さなければいかんだろうなぁとも。

もちろん私自身の意識如何で、それなりの歌をおまえが作れ!という話なんですが。


でも、敬意を表するのと

分かったふりをするというのは違うのだよね。

そして共有というのも。



もがける体と心はまだまだくたびれていないのが我々なのだから。




書き始めた頃から見知っている純ちゃんとか英さんとか白夜さんとか薔子さんとかの

歌の移り変わりをなんとなく感慨深く見乍ら(婆くさい・・・w)

そんなことを思ったりしました。


それぞれの新しい季節の追い風が、優しくあるように。