2010年10月5日火曜日

久々の本誌感想

今日の札幌は雨。


久々にまともに見た歌誌。

そして久々の王生さんの歌はやはり王生さんでとてもよかった。

なにげなく持ち上げて最後に突き落とす、そしてその突き落とされたい側に

読む側がなりたくなるのが魅力。

塩辛と濃厚チーズケーキを交互に食べたようなこってり感。





そして巻頭の野村さんの歌。

「晩鐘」のシーンのような。働き通した手の年輪は

うつくしく、強い。

漁師をしながら画道を極め続けた木田金次郎の手もこうだったろうか。

そして彼ならどういう風にこの手を描くだろうか。

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