美しい調べのみが高みとは思わないし、確かな現実こそが真理とは言えない。
お伽噺やファンタジーはむしろ好きな方。その裏に現実に生きているのと違わぬ真実があるから。
綺麗だけれど、届いてこない。
汚いからって届くものでもない。
それは何でだろうと考えたとき、テクニック不足だけではない気がするのだ。
その根にあるリアリティ。
キラキラと淡くまばゆく光る。しかし持てぬほど重いものであるかもしれない。
手垢にまみれて黒光りする。しかし割れば汚れていない本質を見出すかもしれない。
感じにくく見えざる部分を掴んでやっと、表現というのはできるのかもしれない。
これ、感性と言うより精神の柔軟性だろうなあ。
年々それも加齢と共に固くなるので、やはりストレッチは大事だ。
年甲斐なく生きよう。
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