活字はむしろ好きだけれども読む絶対数はかなり少ない方だと思う。
まず有名作家や話題作は読まないし、古典やちょっと昔の日本文学は如何様にも頭の中で咀嚼できるから
繰り返し繰り返し読んだりする。何だろう、個人的には昨今の小説とかってあまりにも作りこんだイメージを
リアルに読む側に提供しているというか、読み手の入り込む余裕がない気がする。
あまり想像の労力を使わずストーリーに逃避したい人ならば、今の小説って読みやすいだろうなあと思う。
地味に増えていくブログパーツだけど、ブクログの本棚を載せてみた。
普段読んでいる、読んでいた本などが陳列されています。ちまちまと増える予定。
そして何よりも不思議なのは「○○におすすめのこの1冊」とか「子供に読ませたい本」とか
販売宣伝もあるのだろうけれども、何とも言えない違和感を感じる。
本で解決出来るものでもないだろうし、手当たり次第で読んでみてその中から自分の感性に合うものを
チョイスしていく能力ってそれで育つんだろうか。そこまで親の範疇になってしまったのだろうか。
純粋に気持ちが悪いなと思うのは私だけだろうか。
心の豊かさを育てていきたいというのは判るけど、庇護と拘束の合間のような居心地の悪さだ。
子供の為というより、そういうマニュアルで親自身が安心したい部分があるのかもしれないけれど。
いつぞやの「買ってはいけない」というシリーズの本のように「読ませたくない本」とか
あったらどうだろう。何となく、興味をそそられるような本ばかり集まる気もする。
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私もそういえば昨今の小説をあまり読まないくちです。
若いころはまだ若干読んでいましたが
最近は友人が強制的に貸してでもくれないかぎり(笑)読まないですね。
たしかに「古典」の域に入っているものの方が「余地」がある気がします。
本の触れ込みについても、思いますね。
子ども関係もですが
私が一番イラっとくるのは「泣ける」というやつですね。
何で泣くかぐらいこっちに決めさせてくれ、と。
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古典も最初は調べにのって読み下すだけでもいいと思うんですよ。意味は分からずとも。
いきなり源氏でなくとも万葉集や百人一首から入ってもいいわけだし。
読む側の感性やその時のニュアンスによって意味合いが変わってくるのは
英単語にも似ているかもです。
歌舞伎の言い回しとかも耳になじませるとわかりやすくなるかも。
泣いたり癒されたりするツールとしての本の在り方って実に今の社会を反映してるなあと思います。
それだけ自由な感情が抑圧されているからなのでしょうが。
心の弱っているところを突かずまっとうに素面で泣かせる本って、少ないかも。
それこそいい作品だと思うのですがね。
琴線に触れる、という点ではむしろ漫画の方がすごく読みごたえがあったりします。
個人的おすすめは銀魂です(笑)