2010年9月20日月曜日

今度こそ歌の話~永遠の包容

2006年01月02日19:56



生まれてから1~2年、実質的に私を育てたのは祖父母だ。



なので老齢の方にはまず逆らえません。〇〇ババァなんて言うのは有り得ない。



さて今日帰宅したら本誌が届いてました。



壬生さんの盲導犬の歌も「うひょー」と思いましたが



今回はこれです。



佐々木祈美さんの遺作集。



年を経てきた方の、独特の包容力が(自然の年輪にも似た)



言葉を通して、ゆるゆる読み手を包んでゆくような



達観、ほど押し付けがましくなく



あくまで、そっ、と。



個人的にはサンマの歌にぐっときました。



焼かれたさびしさごと包む眼差しが、なんだか有り難かった。



前に進む勇気を奮い立たせるのは
やはり自分しかない訳ですが



この歌以外にも、こういう呼吸に触れられると



あぁ、私これからずっとひとりでも生きていけるわって思える。





そういえば亡くなった祖母は



いつも針仕事をしていて、その傍で遊んでいた私がいた。



今なんか近いことをしている事を思えば、そういう刷り込みがあったのだなと。



そんな事を思い出させてもらいました。

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