2006年01月02日19:56
生まれてから1~2年、実質的に私を育てたのは祖父母だ。
なので老齢の方にはまず逆らえません。〇〇ババァなんて言うのは有り得ない。
さて今日帰宅したら本誌が届いてました。
壬生さんの盲導犬の歌も「うひょー」と思いましたが
今回はこれです。
佐々木祈美さんの遺作集。
年を経てきた方の、独特の包容力が(自然の年輪にも似た)
言葉を通して、ゆるゆる読み手を包んでゆくような
達観、ほど押し付けがましくなく
あくまで、そっ、と。
個人的にはサンマの歌にぐっときました。
焼かれたさびしさごと包む眼差しが、なんだか有り難かった。
前に進む勇気を奮い立たせるのは
やはり自分しかない訳ですが
この歌以外にも、こういう呼吸に触れられると
あぁ、私これからずっとひとりでも生きていけるわって思える。
そういえば亡くなった祖母は
いつも針仕事をしていて、その傍で遊んでいた私がいた。
今なんか近いことをしている事を思えば、そういう刷り込みがあったのだなと。
そんな事を思い出させてもらいました。
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