何か一つの、ちょっとした興味から更に根を拡げてゆく。
案外そういうパターンで物事を知ったり好きなものへハマっていったりする。
新しい事を無理に覚える、というのではなく興味を持てばどんどん深みに行くのは当たり前じゃない?
というB型的ノリで。
美術系の学校へ行っていた頃は、資料として買った本からがきっかけというのが多かった。
表紙のイラスト目当てで「日本の伝統芸能入門」とか買わなかったら、きっと歌舞伎や清元、浄瑠璃なんて
興味を覚える事もなかっただろうし、五行歌だってイラスト公募を探すために買った「公募ガイド」が
きっかけだった。そして五行歌を通じて知り合った歌友の影響で着物を着始めて、
その着物つながりでブログで知り合った方から「ヨミガタリ」などの存在を知ったのだった。
不思議とその時々でのめりこんでいたものは上手い具合に前へ進む道を開いてくれていたような気がする。
視野や道筋は自分で広げていくものだと思うけど、割合今は親御さんが子供に対して早いうちに
それを手助けしている部分がある。え?そこまで?というのが素直な感想。
関係ないけども「とにかく世渡りはうまくやれ」とよく母に言われたが上手くやれた試しはなかったw
それよりも実務的かつ生産性のある事を見て覚えた部分(料理とか)が今役に立っていたりする。
マニアというほど前傾姿勢でもなく気楽に楽しんでいるJAZZになじみが出来たきっかけは
スティービー・ワンダーの「Sir Duke」という曲からだった。
そこからデューク・エリントンを知ってCDを聴いて・・・という具合。
ミュージシャン同士の繋がりの幅というか、その関連から辿っていくと(共演とか録音の際の連名とか)
色々なスタイルがあるんだねえと知ることが出来る。
何か一つスタンダードな好きな曲があれば、そこから様々なヴォーカリストが歌うその曲を聴く事が
今はYOUTUBEがあるから簡単に可能だったりする。
アレンジの仕方でまったく違う個性であったりそんな妙も楽しめるし、更にそこから派生して・・・。
これは歌舞伎もそうで演目の「勧進帳」ひとつにとってもそれぞれの家の役者がやるのを比べてみると
古来からのやり方は同じでもまた表現されるものは違っていたりする。
優劣ではなくあくまで自分のフィーリングに合うものを見極め探すのは楽しい。
それこそフリースタイルで、マニュアルされたものに頼らずに。
「資料は人や図書館から借りずに買ったほうが身につくから」と専門学校時代の先生に言われた事を思い出す。
その頃から20代前半は軽く1~2万は書籍代に消えていたなあ、そういえば。
その頃身についたであろう何かは、目覚めてないのかなくなったのかは不明だけども。
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