2011年5月16日月曜日

縫い綴ることば

札幌駅から大通までを繋ぐ地下通路。札幌駅の入り口地点に、アイヌ文様を模ったタペストリーが

展示されている。アットゥシ(民族衣装)や工芸品、祭具に及ぶまで施されている文様は、思いを込めて

縫うことによって魔を祓う魔除けの意味合いを持つ。

11-05-14_002.jpg    11-05-14_001.jpg

携帯の写真なので精度が・・・。

今でいうところのチェーンステッチ、アップリケな手法で縫われている。ちょっとしたものでも

自分でもできるんじゃないかな、と思ったけれど、たしかこの見事な線対称な模様

下書きとか元絵とか一切なしで直接布地に針を入れていくと聞いたことがある・・・(汗

祖母から母、その母から子へと受け継がれていく技術なのだそうだ。


自然や神様をテーマに縫いこまれた「想い」の息づかいにつられて

数分ほどタペストリーを見つつ、箇条書きながら即詠したものを

一首だけ置いてみる。即詠なので推敲なしですいません・・。

この写真とは違うタペストリーを見て詠ったもの。



湖沼

見えざるものに触発されてまた違う世界を垣間見れるから、こういう即詠は楽しい。

でもその逆に自分の歌で誰かのイマジネーションのきっかけになるということって

あるんだろうかとちょっとダークになるけれど(´・ω・`)

札幌市民の方、何かのついでに通りかかったらトートカムイのタペストリーを探してみてくださいませ。

これだけではない他の作品も見応えありますよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿