2010年9月23日木曜日

情事歌習作

2007年02月09日12:18



あぁ…なんか類型だな(汗)。
しかし官能というスタンスじゃーないのよねー。
やはりどこかはリアルでありたい。
だからこそ陳腐と洗練のバランスがむつかしいのかも。反省。


わたしの殻を
破りたがってる
彼の乞うままに
眼鏡を
はずす


潤んでいる
素の眼を
もういい、と
諭すように閉ざされて
あまいにおい


真冬日
静かな街の一角で
したたる
互いのいのちを
分け合って


あなたの
優しさをなぞるしか
出来ない
それが
せつないのだけど


カーテンの隙間から
雪明かり
昼さなかの
情事すら
すずやかに


窓の外
また積もりそうだなと
垣間見ながら
いよいよ
熱く辿られて


建前や
本音より
身体が
呼び合っていた
今 こんなにも


ほぐれて
傍らに添うわたしに
何故
そんなにも
うれしそう


降ってるなぁ
降ってますねぇ
雪の中
たゆたう小舟の
行く末を想う

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