2005年11月24日12:51
学生時代の友人で、「肉じゃが」を下宿に入って初めて食べたという。
洋食しか作らないお母さんが家で作らなかったのだと言う。
その時ふと思ったのは
肉じゃがを食べたことのなかった彼女に、
「肉じゃがの絵を描いてごらん」と課題を出したらどうなるだろう。
なんらかのメディアで見た事くらいはあるだろうから、概念としての肉じゃがは描けるだろう。
しかし
それで肉じゃがの本質は描ききれるのだろうか。
触れて味わうことで、劇的に深まるもの、広がる価値観があるはず。
あのじゃがいものほこほこ感、甘辛く煮た肉と玉葱の交歓
なんか食べたくなってきた(笑)
絵画の観点で見ると、すごくわかる歌ってある。
映像メディアの溢れかえった環境で生まれ育った世代
そこから生まれる歌がこれからどんどん増えていく気がする。
文学の行方は如何?なんて心配は
昔を振りかえることと大差はない。
今感じられることだけに向き合って、さらなる深みと発見を楽しむために
久々に肉じゃがでも作ろう。
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