なんだかここではよく書かれていないホセ・カレーラス、しかし彼の歌うグラナダが一番好き。
決してオペラ歌手としては恵まれた体格ではなく(170cmとか)それでも
体中で歌う事で音楽に身を捧げているかのよう。
彼よりももっと声量もあって美声で楽そうに歌う歌手はいる。
しかしそれらを超えて迫りくるものを彼は伝え続けてきて、それが凄いなと思う。
これは白血病になる前のたぶんかなり脂ののった頃のもの。
そして病から奇跡のカムバックを果たしてのちのもの。
2010年、60代半ば過ぎではないだろうか。
老いで薄れてしまった部分もあるけれど、その分を補って余りある姿勢は変わらないんだなあと思う。
ここまでの熱情を持って走り続ける力が欲しい。
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