2011年6月16日木曜日

日々の残り物を題材に

まったくの虚構を積み上げて歌を造型的に作り上げる方もいれば

身近な愛しいもの(子供や家族、育てている草木などなど)を大事にスケッチするように

描きとめていく方もいたり、歌の題材は人それぞれ。


等身大の営みと歌の在り様が近くあればいいといつも思っているので

やはりそれに直結した題材を象徴的によく使ったりする。

ざっと今までのを思い出せるだけ箇条書きにしてみると・・


洗濯物 ブラジャー 歯ブラシ 嘔吐 水垢 

排水溝 乳房 トイレ 下着 トースト 湿布

サラミ 半裸 ビール 扇風機 カレー鍋 コンビニ袋 

あんぱん ロト6 督促状 カップヌードル

偏平足 イカの腸



しかし生活感あふれるラインナップw

手が届く範囲で実感できるものを選んでいくと自然こうなった感じ。

理由は後付けじゃないけれど、「五行歌だから」と一行ごとの独立性にこだわって

最初のうちは「題材ありき」で考えすぎてしまうというのもある気がする。




きれいなものをきれいなまま写生するというのも素敵な方法ではあるけれど

絵や写真(はたまた短歌や俳句)では出来ないやり方で五行歌そのものの可能性を

もっと開拓したら楽しいのではと思ってもいる。


ちなみに今週土曜、こちらで歌会があるのだけど今回提出した自作の題材が

鼻毛

題材倒れになる可能性大ですが使えただけで満足しておりますw

瞬間瞬間に生まれがちな「こうあるべき」的なものをささやかに時にはがっつり切り崩す。

自作に関してはそういう意識はし続けたい。

別の側面から見た「一首独立」という意味はこういうことも含まれているのかなとも思ったりした。

��違ったらすいませんですが)

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