さて、ややあって遅くなった8/6のサッポロシティジャズのゆるい感想をば・・。
前回のPMFと全く同じステージだったのですが、今回はちょっとハードでした。
この日の札幌市内の気温は
30℃(前回は26℃)
そして風がかなり微弱でやや湿気もあり(前回はビュービュー吹いて快適でした)
日傘一本だけではかなり辛い環境でした。(´Д`;)
途中ブレイクダウンする余裕があるjazzだからこそなんとか最後までいれたかもしれません。
無料で配ってくれたうちわの波が観客席を埋め尽くしていましたねえ。
PMF以上にスタッフさんが見回り巡回をしていたので、実況ツイートも少な目
��と言っても暑くてそんな余裕がなかったのが本当ですw)
まず、トップバッターは青木カレンさん。
ご本人ブログ
http://ameblo.jp/karen-aoki 公式サイト
http://www.rambling.ne.jp/artist/karen/North JAM Session RED STAGEにはステージの後ろに巨大スクリーンが配置されていて
遠くからでもアーティストの演奏や表情がはっきり見える仕様になっています。
南国風のマキシワンピ姿で登場。美人さはブログで確認してみてくださいませ。
のっけからクイーンの「We will rock you」をアシッドジャズ風味?で歌いだす(゚д゚)!
低い声と高い声の印象が結構違っていて、それが新鮮。
オリジナル曲のsugercake(この宣伝動画のラストに流れている曲)がフレンチポップスっぽい味付けで好きでした。
このアルバムからの曲がメインで、スティングやレディー・ガガのカバーもあり、
カバーでもアレンジと声のアクのなさがいい感じに働いていてナチュラルに乗れました(・∀・)
ジャズとかちょっと興味あるけどどんなのかなとか考えている若いお嬢さんがたとかでも
さらっと聴ける馴染みやすさはあるのではないでしょうか。
続いてはAGA-SHIO
津軽三味線奏者の上妻宏光さんとピアニストの塩谷哲さんのコラボユニットです。
わたくしこの時点で暑さに負ける寸前になっており・・・トークの内容もあやふやですが
お二人とも話し上手で演奏もそうですが、ボケとツッコミが入れ替わるトーク、かなり楽しいです。
��三味線は弾く曲によってチューニングも違ってくるとのことですが、どうやら塩谷さんが曲進行を間違えたらしく
いきなり違う曲を振られてすごい焦ったそうですw)
どんな媒体にしても和と洋のコラボレーションはどことなくアンバランスでそのずれがまた
魅力だったりしますが、このオリジナル曲はまさにしっくり融合している趣です。
そしてT-スクエア。
いきなり前方の椅子席の観客が総立ち(゚д゚)!あのF1のテーマソングから始まって一気にボルテージが上がります。
長年活動されていて熱烈なファンも結構いると聞きますが、すごい盛り上がりでした。
仕事帰りだし絶対このバンドの時は睡魔に勝てない気がする・・という予感は的中。
あの爆音をものともせずしばらく数十分ほど爆睡しましたw
日も落ちて、薄暗くなり肌寒くなってきた頃(寒暖の差が・・・)
トリは綾戸智絵さん。「北海道らしいメルヘンな感じで」(そういうイメージなのかw)ということで
17歳の時にアメリカで買ったというその当時で古着だから今だと超ヴィンテージになる
白地にに花模様のついたギャザーたっぷりのワンピースがすごく小柄な体に似合ってましたよ(・∀・)
一曲目はこの曲から始まりました。
これを皮切りにjazzのスタンダードを力強くずっしりと歌い、
そして歌紹介の際の感動&爆笑エピソードが必ずあって、ちょうど出ていた三日月を背に「It's Only A Paper Moon」
何気ないリクエストから始まって歌うほど好きになっていく「テネシー・ワルツ」
北海道で歌うのが似合うんじゃないかと歌ってくれた「カントリー・ロード」
ジョージア名物オクラのソテーに納豆を混ぜてみた話「Georgia on my Mind」
渡米して道を尋ね「where is …Route ロクジュウロク?」が最後まで通じなかった「Route 66 」
「プーさん(エルヴィス・プレスリーの事w)が枕元に立って歌ってほしいと」いう事で
歌ったIn the ghetto(元歌はこの下)などなど。
そして想定内の最後の曲(アンコール時間も加味しております、と本人談)「明日へ架ける橋」
震災を経た影響からか、希望を感じさせる3番の歌詞を、今、実感を込めて歌える気持ちになったと。
そしてアンコール曲は「Hallelujah」メサイアのコーラスじゃなくて私も今回初めて知った曲でした。
元歌はこれ。
声高ではないけれど確かなメッセージをしみじみ感じました。
人の根本に、意識しなくともされなくとも音楽の持つ力は確実に伝わるものなのかもしれません。
バス停へ行く道々で満足気に「よかったねー」と語り合う他の観客と共にそんなことを
暑さ疲れの頭でぼんやりと考えて帰路につきました。